計算機をネットワークに接続するための手続き(物理教室編)


「新たに計算機を購入したとき、ネットワークに接続するにはどのような 手続きを踏めばよいのか」についての手引となるドキュメントの必要性が 増してきたと思われます。以下は、「物理学教室の教職員」の方はどのような 手順に従って「ワールドワイドなインターネットの世界」に参加すべきかを簡単 にまとめたものです。計算機やネットワークといっても「所詮は道具、 動けば良い」とお考えの方も多いと思います。しかし、最低限の「お作法」を守って 使うことが、つまらないトラブルやセキュリテイ上の問題を未然に防くために、 やはり必要であると思って下さい。それでは、以下をクリックしてご覧下さい。



大まかな手順の流れ

自動車を運転するとき、エンジン、クラッチ、ギヤボックスなど、「走るための ハードウエア」の理解がなくては1メートルたりとも前進しないのは当たり前です。 なおかつ交通法規という「ソフトウエア」を知ってはじめて円滑に移動ができるの です。計算機ネットワークの利用も同じところがありますので、ハードウエアの 準備、ついでさまざまなソフトウエアの設定に関して以下に記します。

ハードウエアの準備

現在のところ、本学の学内LANへの接続は10Base-Tと呼ばれる「より線対」の ケーブルを用いたEthernetが標準になっています。パソコン、ワークステー ションなどを購入したら、この「10Base-T」のインターフェイスを装備 しているか確認してください。Ethernetの他の方式、たとえば10Base-5や10Base-2 のインターフェイスしかないときは、10Base-T用のアダプタが市販されているので それを使えば問題ありません。各居室・実験室の情報コンセントと計算機の ネットワークインターフェイスを10Base-Tケーブルで接続してください。 その部屋に一台しか計算機を置かないのなら直接つなげばOKです。複数台設置する 場合は10Base-T用のハブを用いて枝わかれすればよろしい。

IPアドレスの取得

つづいてIPアドレスを取得します。本学ではIPアドレスの配布は情報処理センター が行なっていますので、所定の用紙に記入して申請をしてください。だいたい一両日 中にIPアドレスをわりあてて返事をしてくれます。 このとき、気をつけて欲しいのは、「どの建屋の」「どのフロアか」をはっきり センターに連絡することです。その理由は、本学のネットワーク(CANNA)では 各々の建屋のフロアごとに「サブネット」を切っているため、4バイトのアドレス の3バイトめをいくつにすべきかが、各々の建屋のフロアごとに違っているからです。 例えば
例1:物理図書室のMacintoshのIPアドレス=160.11.161.29
先頭の2バイトぶん、160.11は奈良女の中なら皆これに決まっている。
3バイトめ161はC棟1階に割り当てられているサブネット番号、
最後の4バイトめ、29がこのMacに与えられたサブネット内での番号

例2:C棟2階のX端末のIPアドレス=160.11.162.129
3バイトめ162はC棟2階に割り当てられているサブネット番号、
最後の4バイトめ、129がこの端末に与えられたサブネット内での番号
といった具合です。

物理学教室ネームサーバーへの登録

ごく一部の例外をのぞき、インターネットのネーム空間の中では、 物理教室内の計算機は、 phys.nara-wu.ac.jp なるドメイン(縄張り)の中に置かれます。 たとえば、図書室のMacintoshは、インターネットのネーム空間では pm7200l.phys.nara-wu.ac.jpとなります。この名前から実際のIPアドレスを 検索する管理簿の働きをするのがドメインネームサービス(DNS) というプログラムです。 物理学教室では、DNSマスターサーバーはdavinciがつとめていますから、 新たに導入された計算機がインターネットのネーム空間の中で名前を獲得 することは、davinci上の管理簿のファイル(ホストテーブル)に登録される ことと同値です。 そこで、情報処理センターからIPアドレスを取得したら、davinciのホストテーブル への登録を物理学教室の計算機委員に申請してください。所定の書式のテキスト ファイルに必要事項を書き込み、電子メールで送付して下されば結構です。

各ユーザーの端末側の設定

この段階までくると、あとはユーザーの端末となるパソコンやワークステーション の側の設定が正しければ、davinciのさまざまなサーバー機能を利用できます。 例えば
1)davinciへのtelnetやftpによるlogin
2)Eudra、AL-Mailなど、POPプロトコルを利用した、パソコン用の
    メイルハンドリングアプリケーションの利用
3)パソコン用TCP/IPアプリケーション(NCSA telnet、Netscapeなど)
    で、DNS情報をdavinciから受けとって遠隔サイトにアクセスする
といったことです。2)を実現するには、パソコン側に、これらのアプリケーション のインストールが必要です。3)は、パソコンのTCP/IPドライバ(Macintoshの場合 MacTCPなど)で、ネームサーバーを指定するところがありますので、davinciのネーム 空間での名前、すなわちdavinci.phys.nara-wu.ac.jpと、 davinciのIPアドレスを書いてやります。 それ以外に、機種に依存していろいろ問題に遭遇した場合も、計算機委員が「可能 な範囲で」相談にのりますので御一報を。

アドバンスド・コース

研究室あるいは研究グループ単位で、phys.nara-wu.ac.jpの下に サブドメインを作ってネームサーバーをセットアップする (例:高エネルギー物理学研究室はhepl.phys.nara-wu.ac.jpというドメイン名 になっていて、davinciはこのサブドメインのネームサーバーしか登録していない)、 あるいはe-mailサーバーやWWWサーバーを立ちあげたい場合も、davinciのDNSの 設定と連係をとって進める必要があります。また、そもそもこれらのサーバーを 自前の計算機に設定すること自体、質問したいことが山ほど出てくるはずです。 このコーナーにはそうした問題にたいする対処法を徐々に用意して行く予定です。
御意見等ございましたら、下記のアドレスまで御連絡下さい。
www-admin@phys.nara-wu.ac.jp
2000年5月11日